晴天のもと退職者交流会
台風が過ぎ去った十月二十六日(木)、播磨の西、山崎・佐用・千種を結ぶ三角形の地で退職者交流会を行った。宍粟・佐用会員も合流し四十一名を乗せたバスは、雲一つ無い爽やかな青空の下にある大撫山に着いた。そこは、「なゆた(那由他)」の世界である。「なゆた」とは、何でもサンスクリット語で「極めて大きな数(十の六十乗)」を表し、宇宙の夢を二メートルの望遠鏡に託したという。
次は、鉄のふるさとをめがけて北へ一路に進む。色づき始めた木々の中にあるのは「たたら」の世界だった。「百聞は、一見にしかず」と言うが、地元の中学生が「たたら鉄」を作るのを目の当たりに出来たことは、この上ない幸いと言える。最後は、山崎城趾と街歩きを満喫して帰路とした。
今回の交流会は、何と言っても、佐用・宍粟支部の粋な「計らい」と「もてなし」がそこかしこに感じられ、楽しく爽やかな余韻をもって家路についたことと思います。春名支部長を始めとする支部会員の皆さま、そして、参加の皆さま、ありがとうございました。(厚生部 伊井 脩)